はぐれ刑事純情派(12)
思い入れ文



話数 サブタイトル 思い入れ文
1 南国土佐、四万十川を捨てた女!
殺人容疑の母が証言拒否!?
ぬいぐるみ人形だけが知っていた
2 強盗犯を逃がした人妻!?しがみつく女! 5642さん
豆腐屋を営む男と結婚し、新しい生活を送っていた女性・島村恵子にとって、何の不満もない生活をしていたかもしれない。しかし、昔同棲していた男で、逃亡中の強盗犯・松下が表れた事で心が揺らぎ始めてしまった。区切りを付けていたはずなのに、再び揺れ始めたのは松下が自分が原因で罪を犯してしまったこと。松下とは同じ境遇(孤独に生きてきたこと)で、しがみつくように暮らしていた半年間が幸せだったこと。理屈では計れない、彼女なりの気持ちがあったんでしょうね。その気持ちを汲み取った安浦刑事の温情的判断が良かったですね。
3 犬と暮らす鎌倉夫人の嫉妬!?嫌われた女 5642さん
夫婦にとっての「幸せ」は、自分たちの子供なんだろうか。そういう事を考えさせられるような話だったと思います。人それぞれの価値観の違いといってしまえば、それまでなんですが。それだけで他人の家族に比べて、どうだとかはないと思うんですよね。それに、他人の家族をそれだけ知っているわけではない。嫉妬と誤解が招いた事件とも取れるんですよね。取調べをした安浦刑事にも、「子のいない気持ちが分かるか」と加害者が突っかかる所もありましたが、安浦家の事情を聞いていたら、もっと違った反応になったのではと思いました。
4 殺意の出世争い!?安浦刑事が信じた女! 5642さん
出世争いによって、起きてしまった人間関係の気まずさ。それが事件に発展してしまった感じの話でした。「本当のことを言っても信じてくれないから、無駄」と供述を拒む、疑いのある女性・亮子。それに対して、「無駄でもいい。捜査とは気の遠くなる無駄を重ねて、ようやく1つの事実を見つけ出す。その小さな事実の積み重ねが事件を解明していく」と答えた安浦刑事。人間不信に陥る亮子を無実と確信し、信じることで何とか救ってやりたいと思う安浦の優しさから出た言葉だったんではないでしょうか。
5 復讐のピアノ!?婚約者を殺された女 5642さん
9年前の事件の復讐。9年前、婚約者・本山を事件で失った女性・亜紀代。9年経っても婚約者・本山を愛している。それを承知で結婚した夫・久男。亜紀代が復讐事件の犯人じゃないと信じつつも、刑事として疑いを外せなかった安浦刑事。それに対して、「(私は)死んでしまった婚約者を、たかが5年か10年で忘れてしまうような女を愛さない」と言った久男。それを聞き、「夫の言葉に嘘はない」と安浦は無実を確信したんでしょうね。
6 宝くじを盗まれた死体!?笑う女! 5642さん
宝くじの当選。当たった人間にとっては、幸福の瞬間なのかもしれない。それを周囲に自慢して見たくなるのかもしれない。しかし、そのことを周囲がすべて好意的に見ているとは限らない。目の前で当選券を見て触ってみたら・・・。そんな状況になったら、こうなりたくないという感じのした内容だったと思います。強引に、喧嘩別れのような形で独立した洋食屋を必死に守ろうとした、店の女主人・良江。店の存続問題に困り果てた時に、出前先で見せられた「宝くじ当選券」。平常心を失ってしまうのは無理ないかなと思います。しかし、出来心とはいえ、罪の責任は重い。そこで、事情を察して、彼女が安心して罪を償う態勢を整えた安浦刑事の配慮。やり過ぎかなと思いますが、味の旨い店を失いたくないという想いが強かったんでしょうね。
7 結婚3日前の殺意!?愛を破棄された女! 5642さん
「世間体よりも、本当に愛している人」。結婚を寸前に止めた被害者の男・上原にとって、2人の女性をめぐって散々迷って出した結論。しかし、どちらの結論を出しても、1人の女性を悲しませてしまうだけだった。彼にとって、勤務先からの縁談の話を持ち込まれた時点で、結論を出すべきだったということ。そうすれば、こんな事件は起きなかったのかもしれない。どちらの周囲も一歩も引かないだけに(女性側からすれば、引く理由がないし)、優柔不断な彼の性格をさらに悩ませたに過ぎなかった。結局、上原にとっての「両方の女性が納得する誠意」って、あったんでしょうか。今回の内容を見て、思いました。
8 死体に赤い墨汁が!?手を握る女! 5642さん
便利屋に来た「変わった依頼」が真犯人を暴く、といった話でした。「お金を払っている満足感」よりも、「支払ったお金以上の満足感」。便利屋を呼ぶ人間にとって、便利屋の存在は「喜ばれるもの」であることに変わりはない。さらに、寂しさをまぎらわすために便利屋を呼んだ人間にとって、「払ったお金以上の満足感」を得るのかもしれない。しかし、被害者にとってはプライドの高さもあってか、「お金を払っている満足感」だけに過ぎなかった。プライドよりも、素直な気持ち。それさえあれば、事件は起きなかったかもしれませんね。一方、安浦刑事にとって事件を通して知った、便利屋の有り難み。刑事と共通する部分があったのではと思います。
9 イタズラ電話がアリバイ!?愛を買う女! 5642さん
男に裏切られた、つらい過去を持つ女性・有紀子が、金で買った男への愛情。しかし、それは一瞬の気を紛らわすだけに過ぎなかった。それに対して、「人間同士の関係は、理屈でも金でもない。知らないうちに、自分の気持ちが他人の心の中に、すっと入っていくもの」と語った安浦刑事。確かに、きっかけは何であれ、ほんの一言で他人と分かり合えるのかもしれない。そんな風に思えた話でしたね。
10 カラスが告発した真犯人!?近所迷惑な女 5642さん
ルールは守るべき。しかし、厳しすぎるのはどうなのか。当たり前だと思う親切が、周囲にとっては余計なお節介。やり方を素直に伝えることが出来ないために、反発や悲劇を招いてしまう。今回の事件の鍵を握る女性・利子と、被害者の村井という男を見ていると、そんな感じに思えました。利子に対して、遠回しに優しい手を差しのべる安浦刑事。安浦のやり方こそ、見習うべきなのではと思いました。
11 謎の投身自殺!?夫の退職金を盗んだ女! 5642さん
捜査を通して、知り合った2組の夫婦としてのあり方。「ただ向き合うだけが夫婦じゃない。まっすぐに自分の道を歩いていく夫の背中を見ている事で、幸せと感じてしまう」自殺した夫の妻・静江が言ったこと。そういう考え方もあるんだなと思って聞いてました。この考え方は安浦たちを通して、もう1つの前田夫婦にも伝わったのかもしれない。何らかの良い影響を与えたかもしれませんね。一方、引き抜きという形のリストラ、言った先に未来はないという絶望感。姑息な手段での企業論理って必要なのかと思ってしまいました。それで男のプライドを賭け、自らの死をもってアピールをした夫・一郎。その結果は無駄たったかもしれない。しかし、捜査を担当した安浦刑事が、その真相に迫ろうとしたこと。安浦としては、真相について完全に迫れなかったかもしれない。ただ、この安浦の執念を思うと、一郎が死ぬ前に安浦に出会えていたら・・・という感じがしました。
12 襲われた夫は強盗犯!?捜査を邪魔した女 5642さん
「人を信じるか、裏切るか」、それが犯人と被害者の違いだったのではと思う話でした。狂言強盗の容疑が掛けられた夫・孝典の無実を訴える妻・佐和子の姿。妻からしてみれば、出会いのきっかけとなった恩を返したいと思う気持ちがあったんでしょうね。それを見た安浦刑事も、その心に打たれた。誰でも、人を信じたい気持ち。それと、同じ境遇(佐和子は後妻だった)である安浦も応援したい気持ちがあった。それが、真犯人逮捕につながったと思います。
13 安浦刑事が朝帰り!?証言を拒む女! 5642さん
安浦刑事が、「捜査対象者の女性とデート、そして朝帰り」という展開には驚きました。捜査対象者・涼子の目撃証言を取るためとはいえ、ちょっとやり過ぎだったかなと思います。でも、周りは呆れる中、安浦の目は冷静だった。恋愛の方法としては望ましくない涼子を諭す安浦。その感じは1人の刑事や男ではなく、父親のような目で見ていたのでは思いました。
14 夫と話したかった女!?二重指紋の謎! 5642さん
失敗しないで、生きていくのに疲れた妻・鏡子。自らを奮い立たせるために夢を語るが、現実主義の夫とは意見が合わなかった。一見、会話をしているように思えても、解釈の違いで「些細なことが大きな溝を作る」。そんな夫婦の関係を見ていると、安浦刑事は歯がゆく感じたんでしょうね。「(うちは)けんかしながらでも、仲良くやっている」、と安浦が言ったことには、例え言い争っても、それで相手を理解していくという意味も込められていたのではないかと思います。
15 ストーカーが自殺志願!?逮捕状を待つ女 5642さん
異物混入事件の背景に、隠された被疑者の真実。誰かのために頑張る力が原動力となっていた被疑者に対して、世話になった人は離れていく。いつかは離れていくものだが、どうしてもそれが許せない。それが犯罪につながってしまった、そんな内容の話でした。精神的に追い詰められた被疑者をあえて突き放す。しかし、逮捕の形は連行ではなく、出頭という安浦刑事の「辛口人情」。このバランスが良かったのではと思いました。
16 山手線を一周する女!?結婚記念日の秘密 5642さん
被疑者を署に連行する前に、その夫婦の思い出を作らせる安浦刑事の配慮。それは、夫婦にとって「何よりも大切なもの」を夫婦に再認識させるきっかけをつかませたかった。その「大切なもの」が欠けていたからこそ、事件が起きてしまった。その反省の意味も込められていたのではないかと思います。
17 5分間だけの新婚旅行!?説教する女! 5642さん
身内の再婚問題に関しての、考えの食い違い。被疑者の性格(説教をしてしまう)が逆に悲劇を呼んでしまう。説教することも重要だが、人に上手く伝わるかが問題。人は皆、好意的に思うわけではない。そんな感じではなかったでしょうか。被疑者が逮捕される前に、見ておきたかった「親の再婚」。それを「5分間だけの〜」という形で渡す、安浦刑事からのプレゼント。被疑者にとって、心置きなく刑に服せると思ったのではないでしょうか。
18 無礼な女と自信のない女!謎の三角関係 5642さん
自信のない女性・江利子と、無礼な女性・薫。全くタイプの違う2人の同級生の女性が事件を通して、変わっていくという姿。それに、安浦刑事が後押しするんですよね。最初は薫の無礼さに、すごく怒っていた安浦。しかし、彼女の素顔を見て、対応を変えていく。その安浦の対応に、彼女がまた変わっていくんですよね。一方、「ある男性に一途な想いを寄せるも、なかなか伝えられない」江利子。そんな彼女を手助けしようとする安浦。その優しさが良いんですよね。
19 略奪愛!?川辺課長を騙した女! 5642さん
風呂屋の女将と、その夫の愛人の女性。立場は全く違う。しかし、夫をめぐっての恋には変わりない。お互いに夫を失ったつらさは、どちらが大きいということはないのだろうから。そんな比較が事件という形になった、この話。愛人にとってはどんな理由であれ、「略奪愛」に過ぎないのだから。もう少し妻の気持ちを考えるべきだった。そんな感じがします。一方、川辺課長の勇み足になりかけた捜査。安浦刑事が中心となって上手くフォローするんですが、「いざという時には、課長が盾になってくれるから」とかばう安浦。確かに川辺課長がいるからこそ、安浦が伸び伸びと捜査できるのかもしれませんね。
20 女巡査が犯人!?水着を買う女! 5642さん
城山竹子巡査が21年間の警官人生を、たった1か月の出来事が原因で終えていくという話。竹子が結婚を夢見たことが事件によって、皮肉にも彼女の全てを崩れ落とす結果となってしまった。安浦刑事ら山手中央署の刑事たちも、最後まで彼女の無実を信じていたかもしれない。しかし、現実は完全ではないものの、罪の事実は変わらなかった。その悲しさというか、そんな部分がラストの田崎刑事の表情に出ていたんだと思います。出頭前に警官としての最後の仕事といえる事、それは「母子の絆の修復」。それをやり遂げた竹子に、「その気持ちを持ち続ける限り、いつまでも(気持ちとしては)警察官。私たちはいつだって仲間だと思っている」と言葉をかけた安浦。同僚としての最後の言葉だけに、竹子の心に深く残ったのではないでしょうか。
21 親孝行殺人!?どケチな女! 5642さん
「幸せな生活を送るには金も必要だが、金では買えない幸せもある」。今回の話は、窃盗をしてまで親孝行をしたかった男。それと、「わずかなお金で人生が変わる」経験をしたことから、「ケチ」になった被害者の老女。この2人が、事件を通して見えてくるもの。見栄や意地が必ずしも、良いわけではない。「素直に純粋に、人と接すること」。それも、一つの方法。それを教えられたような内容だったように思います。
22 蒸発した夫が殺人犯!?10年待った女! 5642さん
「蒸発した夫を10年待ち続けられるのか?」。好きな人だから、待てるということなんでしょうね。でも、失われていた夫婦関係が、妻の危機を助ける形の事件で戻った。そんな感じでしたね。被疑者となってしまった夫の逮捕・連行をする前に、10年ぶりのきちんとした再会をさせる安浦刑事の配慮が良かったです。
23 女教師の秘密!?密室殺人の女! 5642さん
「肉親でなく、他人を助けることは本当に勇気がいること」。元教師・梢は、情緒不安定だった教え子を守るために、自らの職を投げ打った。しかし、そのことは正しかったのかどうか。結局は、事件で自分や教え子を苦しめたことになったかもしれない。でも、「他人を助ける勇気」ということは、どんなに大事で大切なものか。教え子にとって、やっと理解できたのではと思います。今回の事件のことで、安浦刑事が見せた「他人である梢を助けること」。これも、勇気のいることなんですよね。
24 1分間だけの不倫!?三度襲われた女! 5642さん
「不倫の恋も、恋は恋」。確かに不倫は好ましくない恋の形ではあるが、恋をしてしまう女性の想いは簡単に止められるものではない。今回の話に出てくる真知子という女性は、実にそんな感じではなかったでしょうか。相手が病気で余命いくばくもない状態であるも、表立って見舞いに行けないつらさ。割り切っているようで割り切れない気持ち。結果的に相手の男性が寿命を延ばした形になっても、相手の妻に礼を言われる立場ではない。そういう微妙な感じでしたよね。そこで、(山手中央署の廊下で)黙って妻の前を真知子が通り過ぎるというラストの場面。安浦刑事が「ケジメのつけ方」を真知子に授けた。そんな感じに見えました。
25 死体は整形していた!?夫をほめる女 5642さん
褒めるとやる気の出るものだが、続けすぎると重荷に感じてしまう。その加減が問題という感じの話でした。犯人の褒め加減が、結果的に犯罪を引き起こしてしまった。しかし、犯行を自供後に「(褒め加減についての間違いに)少しね」と慰めた安浦刑事。短い一言かもしれませんが、温かみのある言葉だったように思います。
26 安浦刑事祭り太鼓を打つ!喪服の女 5642さん
名前も金も地位も捨てて、自由を手に入れたかった男。しかし、妻から見れば「彼のわがまま」としか見れなかった。それが、今回の事件の引き金だったように思います。しかし、名前や地位や家族を捨てたからといって、自由になれるわけではない。「逃げてばかり」じゃダメだと思うんですよね。それだけに、被害者に同情出来ない感じがしました。
27 浄蓮の滝に立つ女!伊豆長岡、母と娘の絆の秘密…
1枚の写真が悪徳検事の黒い欲望を暴いた!?
特番 安浦刑事、韓国へ飛ぶ!
釜山港へ帰る女・父と娘、遙かなる帰郷



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