はぐれ刑事純情派(15)
思い入れ文



話数 サブタイトル 思い入れ文
1 伊勢志摩、真珠の海に消えたふたりの女
瞼の母は殺人犯!?
5642さん
「安浦家の引越し」、このシーンが「新人刑事の配属」と同じくらいインパクトがありましたね。林刑事の初登場の話ですが、ラストでいきなりアクションシーンを見せるなど、カッコ良かったですね。内容としては、ある親子関係を名乗れなくした28年前の事件。何かを必死に守ろうとした女性の悲しい結果。どんな事情があろうとも消えない罪。それは時効を過ぎても変わらない。隠しても隠し切れない嘘を、さらに嘘つくことで人間を追い込んでしまう。捨てた子供が「許す、許さない」は別として、事実を打ち明ける。これも、「やり直す」ための一つの方法なんですよね(もちろん、逆の方法もあると思うが)。それを促した安浦も、また良かったと思います。
2 身代金2000万円と父が消えた!?
安浦刑事を馬鹿野郎と呼んだ女
5642さん
ゲストのあおい輝彦さんといえば、「水戸黄門」の助さん役のイメージが強いので、お人好しでしょっちゅう人にだまされるという情けない父親役は、妙に新鮮に見えました。
3 殺人現場から消えた女 安浦刑事、弁当屋になる!?  5642さん
現場での事故から知り合った、ある母子と知り合った男・三上。被疑者と思い込んだ母親をかばった事が、不器用ながらも一途な恋を表すことになった。そんな恋を手助けしたいと、安浦刑事らも思ったのではないでしょうか。「愛に必要なのは金じゃない。好きな女性のために自分の身を捧げる」気持ち。それに嘘はないと感じたのかもしれませんね。
4 まだ見ぬ娘に捧げる子守唄 引き裂かれた家族写真! 5642さん
子守唄をきっかけとして、香奈子と幸の母娘としての対面のシーンが印象的でした。
5  息子が痴漢!?親バカ殺人事件 5642さん
思っている感情を素直に出せない、引っ込み思案の息子・大貴。その性格が、事件のきっかけを作った感じになってしまい、容疑をかけられてしまう。「たとえ世界中の人間が息子を疑ったとしても、父親である自分だけは信じてやりたい」。父親である町内会長・片島が、安浦刑事らに言った息子の無実への執念。一旦は揺らぐも、父親として必死の思いだった。子供を持つ父親でもある安浦には、その気持ちがよく分かったのではないでしょうか。それにしても、今回は大貴の証言などに林刑事の活躍が大きかった感じがしますね。
6 癒し殺人!?観覧車に揺れる女 5642さん
「どんなに良い人間でも、何かの弾みで事件に巻き込まれる」。被疑者は一人に絞られるも、その対象者が「そうでないことを祈る」と川辺課長までがらしくない発言をしてしまうほどの「癒しの人物」。それだけに一筋縄ではいかず、安浦の正攻法ともいえるやり方が効かなかった。それだけに、横溝署長まで引っ張りだすという展開は意外でしたね。とにかく、安浦の出番(活躍)は少なかったという印象が強かった気がします。
7 初恋の人が殺人犯!?女が化粧を落とす時 5642さん
「化粧の下に、心を閉ざす」。初恋の人に20年ぶりで再会すると、忘れていた「昔の純粋な自分」に戻りたいと思ってしまうものなのか・・・。けれど、戻りたくても戻れなかった女性のせつなさ。しかし、事件を起こした瞬間から、昔の自分に戻っていたのかもしれない。化粧の裏側に秘めていた昔の純粋さが表に出た、それは取り返しのつかない現実と共に。その純粋さを安浦&田崎刑事が救ってくれたような感じがしました。
8 1円玉強盗!?宅配便で送られた妻! 5642さん
「出来の悪い奴ほど、かわいい」、この表現が適切かは分かりません。でも、そんな表現を当てはめたくなる話でした。今回の話で言えば、2つの家庭がそんな感じでした(一方は親で、一方は子供)。でも、違ったことは「悪いことを厳しく叱るか、甘やかすか」。それが明暗を分けた感じがします(そうは言っても、もう一方ももっと悪くなりかけたのだが)。一方、里見刑事の良さとは・・・。「人間が好き」が警官に必要な物かは分かりません。しかし、そういう彼が、被疑者と思われた男を「シロ」と判断した勘。それは、捜査の過程でいろんな人物を見ている地道さが実を結んだ。その地道さが良い点なのかもしれません。
9  ラーメンが暴いた殺人!目撃者は見なかった!? 5642さん
「馬鹿正直な性格が自分を悩ませる」。被疑者と疑われたラーメン屋の主人と、目撃者の女性という2人の男女。それは、純粋すぎる心の持ち主なのかもしれない。しかし、「一杯のラーメンで、人の優しさに出会う」。お互いの優しさに、癒やされたのかもしれません。一方、捜査の一環として、「ラーメン屋の主人」となった安浦刑事。被疑者と疑われ、不安になるラーメン屋主人の妻を癒やしたのかもしれません。そんな安浦の姿を「あれがホンマの刑事の姿」と林刑事に説明する、里見刑事。安浦の型破りなやり方ながらも、その気持ちは十分、林に理解されたのではないでしょうか。
10 刑務所に入りたい女!?赤い口紅の殺意 5642さん
「刑務所に戻りたい」。刑務所とシャバを行き来しているうちに、シャバへ戻れなくなってしまった女性。「罪を犯したことに対する重大さ」。それは当事者だけでなく、家族やその周囲に迷惑をかけてしまう。だから、「家族のところへ戻れない」、罪を犯した者の「何よりも厳しい罰」ではないかと思います。しかし、少ないながらも更生を応援する人もいる。口に出して言えるかは別としてですが。それに対して、「どう期待に応えるか」なのかもしれません。安浦刑事も更生を応援する立場として、女性に「シャバで暮らす気持ちの良さ」を強く教えたかった。更生を促す最善の策だと考えたのかもしれません。
11 衝動殺人!ラブホテルで強請られた母!? 5642さん
「男らしさの基準とは?」。それらしいことを常にするのではなく、ほんの一瞬でも「〜らしさ」を見せられるか。今回の話で、事件の鍵を握る料理好き少年・耕平から感じたことは、こういうことでしたね。
12 盗聴された女の秘密!?復讐される家族!  5642さん
金貸しと客の関係は「貸す、借りる」だけでなく、「人と人との付き合い」。ローン会社を営む男・八木《綿引勝彦さん》の厳しさの中にある優しさ。それは、ただ金を貸し借りするのではなく、人に金を貸すことで立ち直って欲しい(または、応援したい)という真摯な気持ちが込められている。それが、なかなか家族や周囲に理解されないという事が、悲しい事件に巻き込まれてしまった原因なのかもしれません。でも、「いざという時、自分が家族を守る」という姿勢。やり方は間違っていたかもしれない。でも、家族に「気持ち」だけは伝わったのではないでしょうか。
13 死を呼ぶ恋人ごっこ!川辺課長が殺人!? 5642さん
「夢」が、離れた夫婦の架け橋となった話でした。バイオリニストの夢を捨て、些細な事がきっかけで家出した父・健吾。その夢を受け継ごうとする息子・充。夢をかなえれば、父が帰ってくると信じて。その思いを「息子が弾くバイオリンの音色が父を呼んでいるように聞こえる」というような表現で代弁する安浦刑事。「悪いことしたって、それでも自分の親なんだ」と思う充のそんな姿を見ると、手助けしたくなっちゃたんでしょうね。
14 嫉妬殺人!?40才違いの恋人の秘密 5642さん
60才過ぎの男と20歳そこそこの女性の関係。妙な事がきっかけで知り合った「メル友」。周囲には不思議に見えるのかもしれない。しかし、年齢差による人生観の違いが、お互いにとって新鮮に見え、癒していく。「気安く喋れる友」の存在。それは現代において大事なことなんだなと思いました。この関係、安浦刑事なら「さくら」のママ・由美なんでしょうね。
15 不法侵入殺人!人妻の不倫がアリバイ!? 5642さん
「他人に夫婦の不仲を見せ付ける」。しかし、それは本心から出た態度なのか。だけど、相手に対する強がりなのかもしれない(そういう可能性もある)。そう感じさせた話でした。「家族の笑顔が見たかった」、かなり無理をしてマンションを買った(しかし、手放した)男の一大決意。しかし、男の「いい人なんだが、頼りなさそうな(田崎刑事の第一印象)」感じが、妻に決意が伝わらなかったのかもしれません。でも、「家族」は見映えだけではなく、人の気持ちも大事。その一部は本心から出た「強い意志」と「信じる心」なのかもしれませんね。
16 殺意のウエディングドレス!移動美容室の女 5642さん
「自分の家族を見る目」。不安がったり、ダメだったりと悪く思ってしまうかもしれない。しかし、思った以上に人は良く見える。さらに、「家族だからこそ、分かってるもの。信じれるものもある」。だから、家族が犯人ではないと信じれたりもするんですよね。それだけに、家族関係は単純なものではない。そう感じさせた話だったと思います。
17 お子様ランチ殺人事件!?高齢出産の女 5642さん
「レストランでお子様ランチを食べる男」。その意味は拭い去れない悲しい過去(子供の事故死)を引きずる、ある夫婦の姿の一部だったのかもしれません。過去を消し去ることはできないけども、乗り越えていくしかない。亡くなった子供の姿、形は夫婦の心の中に生きている。それで夫婦の絆は強まっている事を自身たちは気付いていなかった。事件が起きたことでやっと気付いた。そこに悲しさを感じましたね。
18 ご近所付き合いの殺意!引き裂かれた朝顔!? 5642さん
はっきりものを言う女性と、感情を表に出さない2人の女性。「隣家同士のささいな事が、大事件を招く」。大事件を未然に防ぐ難しさ、安浦刑事の力でもどうにもならない現実。でも、安浦特有の優しさが救ったのかなと思います。
19 ”ありがとう”で殺人!?ふたりの母と同居する女  5642さん
「ありがとう」を一日中繰り返していると、「ありがとう」の意味を軽く見てしまう。仕事上の習慣がそう思わせる、事件に巻き込まれた形となった女性が感じた事。そう思っても無理ないなと感じました。そういう事が徐々に嫌気が差してきていた。それが、被害者の嫌がらせに対する感情へとつながっていたような気がします。でも、今回の事件は被害者の自業自得のように思えて、なりませんでした。
20 ピッキングする女!犬が見た姉妹の秘密  5642さん
「被疑者は誰か」というより、「被疑者逮捕まで」を重点に置いた話。前科のある被疑者がしばらくの沈黙を破り、再び罪を犯すまでにどういう経緯があったのか。調べていくうちに、判明する家族の事情。もちろん、そんな理由だからといって、罪が許されるわけではない。「罪を犯すたびに、大切なものを失っていく」、被疑者が思う罪悪感。それは自分を知り、信じていた被害者を裏切るということが、罪よりもどんなに重いことが分かっていた。それだけでも救いだったように思います。
21 嫁vs姑、大バトル!チョコレートうどんを食べる女 5642さん
外から見た目には、ひどいように見える嫁姑の関係。しかし、姑にとって嫁(次男の嫁)は、手のつけられなかった息子を更生させた大切な存在であった。感謝はするも、面と向かって言えない。一方、嫁としても、姑と境遇の違いなどから家族の温かさを知らず、その感謝を上手く表現できなかっただけだった。それが事件によって、なかなか上手くとはいかないも、関係を修復していく。その突破口は「疑いをかけられた嫁を信じる」という気持ち。家族という関係になったから、その人間の良い点&悪い点を自分なりに理解しているからこそ、信じれる。そういうことだったのかなと思います。
22 張込み  5642さん
林刑事が「若さ」「甘さ」が、張込みを通して描かれた話でした。林刑事が「捜査上、対象者である女性に思いを寄せてしまう」という危険性、この段階で安浦刑事に指摘されていたんですね(後に、PART−16の新春スペシャルで、林が山手中央署を去ってしまう原因の一つにもなっている)。この時も、安浦刑事が上手くフォローしていました。『刑事』という身分を隠して、捜査対象者と接触する、安浦の「ばれたら全てお終い」と言う意味には犯人を逮捕できないというだけでなく、人を裏切るという行為をしてしまうということ。人に裏切られて犯罪を犯した被疑者に対して、刑事までがそういう行為をしてまで逮捕してはならない。これ以上事態を悪化させないために、という安浦の気遣いなんでしょうね。それにしても、被疑者逮捕の際の安浦の奇策(犯人を包囲したのに、一旦逃がすという行為)。驚きましたが、これも安浦流の気遣いなんだろうと思います。
23 天使の殺意!?飛び降り志願の女! 5642さん
一瞬、「天の声」と感じたもの。精神的に追い込まれた3人の男女が、一瞬魔が差してしまったり、思い止まったりする。過失による事故で発覚した着服疑惑を捜査した結果、見えてきたものという話でした。人間、表面的に繕っていても、内面は一向に晴れないもの。結局、誰かに助けを求めたいと思ってしまう。疑惑をかけられてしまう女性・千春《清水ミチコさん》は、安浦や田崎刑事という人間にめぐり合えたからこそ、救われたのではないでしょうか。
24 安浦刑事の嫁姑戦争!?殺人逃亡者を愛した女 5642さん
「人を信じることは難しい」。服役囚・野木を更生させようとするも、脱獄による逃亡という形で裏切られた安浦刑事。その野木を愛した女性・麻子。その女性に愛情というものを教え込もうとした姑・妙。それは無理なものなのか。でも、「本当に心を許せる存在」であったかどうかの問題だった。麻子にとっては、その後結ばれた夫(事故死している)でも、人生が変わるきっかけを作った安浦でもなく、自分をよく知っている野木であったということなんでしょうね。しかし、いがみ合ってはいても、妙は姑として自分のために良くしてくれていたんだという事。「姑は心許せる存在」、事件があって初めて気付いたその事を麻子はうれしく思ったのではないでしょうか。
25 包丁を抱く女!安浦家に大事件が!? 5642さん
「何が間違っていたのか」。思い切って出た人生の大勝負をかけた、ある一家。しかし、上手く行かない現実の結果に出た暴挙。「家族のために〜」より「自分のために〜」しか考えられないほど、精神的に追い詰められたということなんでしょうね。被害者と加害者の違い、それは「何を守るべきだったのか」。そこだったのかもしれません。
26 みかんの丘で泣く女
東京−伊豆−大島三原山 連続殺人ルート!
さくらのママ危機一髪!安浦刑事が怒る時
5642さん
数話にわたって、エリの謎行動が描かれていましたが、その答えは「独立」。「会社勤めを辞めて、子供服の店を始める」というものだったんですが、安浦自身の予想していた範囲(エリの結婚話と思っていた)ではなかったものの、「独立」ということに動揺していたのではないでしょうか。でも、「エリが元気だったら、どこにいたっていい。何か困ったらすぐに相談に乗るから」とエリの父親らしい一面も見せてくれましたね。エンディングで、安浦家の古いシーンが流れましたが、それを見ると、次シリーズから安浦家も新たな展開を迎えるんだなと思いました。一方、今回の事件。会社の恩義から、自らを犠牲にした男・信一。しかし、真実を隠し、罪をかぶることは決して正しいこととは言えない。でも、事件の真実を話すよりも、周りを気遣った。それが仇となってしまい、安浦刑事らを困らせる。しかし、安浦は信一を悪く言わず、逆に不手際を詫びる。そんな刑事だからこそ、信一らも最終的に信頼してくれたのではないかと思います。
特番 東京-稚内-礼文島
 北の最果て宗谷岬、それぞれの旅立ち
 さよなら、三波主任!



思い入れ文の投稿フォームはこちらです。


はぐれ刑事純情派TOP 思い入れ文TOP
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送