はぐれ刑事純情派(2)
思い入れ文



話数 サブタイトル 思い入れ文
1 安浦刑事ハワイに出張す!
初恋の女の完全犯罪
2 悲しき十五歳、春を売る女 5642さん
15歳の少女をある事件で署に連行した事から始まる話でした。その少女の、刑事を見る目が気になった安浦刑事。それだけで、「何か隠している」と判断する安浦の勘がすごいですね。
3 マンションの鍵を模造した男 5642さん
合鍵を使った事件に、安浦家もその被害に遭うという話でした。犯人に対して、「被害者の人権はどうなるんだ。お前が本当に悪いと思うなら、俺が代わりに線香を上げてやる」と怒り・情けを両方表したセリフが良かったです。
4 狙われた幼女 5642さん
相次ぐ連れ去り事件の話でした。被害者の家族に対して、「必ず生きている(ので、絶対に保護します)」と、安浦刑事が言う理由。決して「気休め」ではなく、「絶対に生きていて欲しい」という願いも込めてだったんですね。
5 安浦刑事老警察犬を特訓す 5642さん
「老いぼれでも、やればできる」というラストの安浦刑事のセリフにもあるとおり、警察犬になれなかった老犬が事件解決に導いた印象の話でした。元・鑑識の池内が自らの命を賭けて、娘を守ろうとしたこと。決して無駄ではなかったと思います。その遺志が老犬に伝わったんでしょうね。
6 老いらくの恋殺人事件 5642さん
2人の老人のけんかがきっかけで、事件が起きたような話でした。幼なじみの「サヨ」という女性が罪を犯したと思い込み、身代わりになろうとした川村という男。それが事件の捜査を混乱させたようですが、同じゲートボール仲間が川村を「無罪だ」と信じる気持ち。その友情が、事件の真相に迫る原動力の一つになったというか、そんな感じがします。
7 過剰防衛の女 5642さん
正当防衛(見方としては過剰防衛かもしれませんが)の女性を守ろうとしたタクシー運転手が真相を話さぬために、事件の捜査が難航するという話でした。タクシー運転手・横井にとって、加害者の女性が娘と重なって見えたのかもしれませんね。娘を思う気持ちは、形としては違うが、共通する部分があったと思う安浦刑事。ラストの娘・エリに対しての対応は、横井に影響されたのかもしれませんね。
8 能登の人妻から来た手紙 5642さん
安浦刑事が過去に逮捕した2人の男、小暮《峰岸徹さん》と森村。その2人の現況に、安浦が苦悩するという話でした。「昔、逮捕した人間が、また犯罪を起こす(小暮の場合は、容疑がかけられてしまうんですが)」、安浦が責任を感じることはないと思うんですが、彼の性分なのか、やさしさなんでしょうね。「昔の罪は償っても、犯罪があれば、すぐ疑われる」、小暮の側から見れば不満に思えますが、それが世間の目なんですよね。だから、罪を犯してはならないんですが、それに対して「前科を消してしまおうとするから、無理がある。輪島塗のように塗りこんでしまえばいい」とアドバイスする安浦。世間に見直されるには、それなりの苦労がある。見直してもらえるように、いろいろと積み重ねていく、そんな意味ではなかったかと思います。一方、安浦への逆恨みによる犯行を起こした森村に「人間の道を踏み外した奴をぱくる(逮捕する)のが俺の仕事だ。お前に恨まれる道理はない」と言った安浦のセリフ、かっこ良かったです。
9 父を見殺しにされた娘 5642さん
事件の背景に、12年前のバス停で起きた事件が浮かび上がる話でした。加害者の「反省と謝罪」、被害者側の「事件に対する納得」。刑に服することが、すべての「終わり」ではなく「始まり」なんですよね。加害者にとって、その判断は自分ではなく、あくまで被害者側が見てと思います。あと、被害者側にとって、加害者だけでなく、「見て見ぬふり」をした関係者も、「罪が重いのでは」と思うのは当然なのかなと思ってしまいました。一方、当時の事件も担当した安浦刑事としては、刑事として精一杯対応しただけに、今回の事件はつらかったと思います。
10 古都金沢・時効四日前の女 5642さん
人命救助をした女性を調べたところ、時効寸前で逃亡中の被疑者と判明する事から始まる話でした。結果的に逮捕するも、不起訴(立件に要する時間が足りないため)になってしまう展開も、「時効ものの話」にしては珍しい気がしました。でも、刑事としては無念だが、一人の人間としては「ほっとした気分」と言った安浦。序盤のシーンで横溝署長が言っていたとおり、「(同情する部分はあっても)罪は罪」なのですが、どこか情けをかけてやりたい気持ちがあったのかもしれませんね。
11 花嫁が消えた!? 5642さん
失踪した花嫁の遺体が発見され、身元を調べたところ、男と判明したことから始まる話でした。姿・形を変えた(女になっていた)兄との再会。妹がすべてを受け入れるには、かなりの時間が必要だったんではないかと思います。そういう事情を、もう少し兄が理解できていれば、悲劇は避けられたと思うと、せつないですね。一方、安浦刑事らが、この違った愛の形(異性とは限らない恋)を理解するのも、時間が必要な感じだったと思います。
12 元婦人警察官の犯罪!? 5642さん
「さくら」のママ・由美の友人で元・警官の阿部が、夫の背後にいる組織を独自に調べたために、事件に巻き込まれる話でした。元・警官の執念を尊重した安浦刑事の判断、正しかったのではと思います。
13 小さな目撃者 5642さん
小学生の少年を安浦、浅野刑事《吉田栄作さん》が保護した事から始まる話でした。事件現場を見た少年が、母を守りたいために証言を拒む気持ち、安浦としては少年をきつく責められなかったんではないでしょうか。
14 臓器を売る女 5642さん
臓器移植のための偽装結婚で知り合った男女が、本当の恋になっていくという話でした。臓器売買につながる事件だけに、厳しい姿勢で臨む安浦刑事。でも、事件に巻き込まれた形の男女はなんとか守りたかった感じに思えました。
15 父を売った娘 5642さん
「ゆすり専門」のルポライターの変死事件を捜査していくうちに、ある親娘の存在が浮かび上がる話でした。壊そうとして、寸前で踏みとどまった「親子関係」。しかし、超えてしまった「被害者と加害者の境界線」。事件を通して、壊れかけていた「親子関係」を修復しようとする、安浦刑事の姿が印象的でした。
16 身代わりに死んだ女 5642さん
「美容整形」による偽装自殺の話でした。母が娘を救いたい気持ちは分かるも、だからこそ、こんなこと(娘の暴走)を止めて欲しかった、安浦刑事らはそう感じたのではと思います。
17 万引きをする美女 5642さん
捨てられた男への復讐の意味を込めた万引き事件、犯人の女性にとって、結局、自身を苦しめただけなんですよね。事情を知った安浦刑事としては、女性を「自首」させようと思ったんでしょうが、結局「現行犯逮捕」という形になってしまった。彼としては、つらかったのではないでしょうか。
18 殉職刑事の息子 5642さん
潜入捜査をしていて、犯人を逮捕寸前だった元・同僚の楠田刑事の死。安浦刑事にとって、自らの手で犯人を逮捕したい気持ちは強かったんだろうなと思います。一方、父が犯人と争っているところ、そして父の死を見た楠田の息子のショックは大きかったんでしょうね。だからといって、犯人を再度目撃するも、捕まえられなかったからといって、自らを責める事はなかったと思います。「誰だって死は、怖いもの」、安浦だってそれを分かっているからこそ、叱らなかったんでしょうね。
19 レイプを告発した女! 5642さん
暴行未遂事件の罠にはめられた男の事件の話でした。調べていくうちに、重い病気を持って入院中の息子を持つ、警察不信の被害者女性・竹村の存在が浮かび上がる。彼女の警察不信の理由を聞いて、「警察は、あなたが思っている人間ばかりではない」と姿勢を見せる安浦、田崎刑事の姿が印象的でした。
20 罠に落ちた美人弁護士 5642さん
逮捕した女性弁護士の薬物中毒をきっかけに、事件がさらに起きた話でした。10年前にある少年の冤罪を防いだ女性弁護士・磯村。その変わり果てた姿に驚いた安浦刑事。過去の彼女の熱血さを知っている安浦にとっては、信じられなかったんでしょうね。仕事一筋だった磯村が、ある医師と出会ったために、起きた転落人生。彼女のおかげで、無罪を勝ち取った当時の少年(だった)、「みやもと」にとって、今度は自分が助けなくてはと言う気持ちが強かったのでしょう。そんな彼の思いを汲み取った、安浦の温情のこもった捜査が印象的でした。
21 過去を盗んだ男 5642さん
建設現場から発見された、死後20年以上経った白骨遺体。それが、その後に起こる事件の始まりの話でした。戦時中の大空襲の混乱に生じた犯罪、それが思わぬ形で発覚しそうになったことが、新たな事件を招いた。犯人の「戦争がなければ」という気持ちも分かりますが、「犯罪は、たとえ時効になっても、絶対に逃げ切れるものではない」という気がしました。手錠をかけた安浦刑事が、「刑事やってて、一番つらい」と言った一言。同じ時代を生きた者として、犯人のこんなに悲しい動機を聞かされたことが、そう思わせたのではないでしょうか。
22 淋しい女の殺意 5642さん
8年前に安浦が自殺を食い止めた女性が、事件の容疑者として彼と再会する話でした。「三角関係のもつれ」と思われた事件だったが、彼女が犯人をかばっていると見た安浦が、違う視点から捜査します。結婚に強く憧れるが、男運のない女性の心情を、安浦が完全に読みきれていたような気がしました。それにしても、真犯人を逮捕するために、容疑のかかった女性を、被害者宅へ焼香に行かせるなんて、安浦も思い切った行動をとりますね。
23 白球の悲劇・殺意を招く美少女 5642さん
一人の女性をめぐっての、被害者の少年の嫉妬。それがすべての悲劇の始まりという話でした。被害者の少年が相手の野球部の少年に対して、悪い態度を取らなければ傷害事件にはならなかった。そして、傷害事件によって生じた2人の少年少女の心の傷、もう少し被害者側が理解してくれていれば、今回の事件で死を招かなかったかもしれませんね。野球部の監督《堀内孝雄さん》の、部員である少年のことを思う気持ち、傷害事件の真相を知っているだけに必死だったんでしょうね。その思いが安浦刑事に届き、事件解決につながったと思います。
24 夜を歩く女 5642さん
放火事件の捜査線上で浮かんだある女性。捜査するうちに出てきた、容姿に対する周囲の偏見という話でした。「人間は容姿だけで判断されるわけではない」ですが、そのことで、女性が消極的な性格になってしまった。安浦,田崎刑事が、彼女の性格が積極的になるように、親身になって促すシーンが印象的でした。
25 二つの顔を持つ人妻 5642さん
女性・桑野が亡くなった事件、被害者の元・勤務先の高級クラブのママ・河野が捜査線上に浮かびあがるという話でした。25年間、水商売の世界に生きる河野が、プライドを最後まで捨てきれなかったこと。それが事件によって、彼女の今までの生き方をぶち壊してしまった感じがします。安浦刑事が偶然見かけた「普通の妻だった」印象の面を彼女が見せていれば、もう少し違った事態の収拾ができたのかもしれませんね。
26 金庫番の女



思い入れ文の投稿フォームはこちらです。


はぐれ刑事純情派TOP 思い入れ文TOP
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送