さすらい刑事旅情編V


話数 サブタイトル 思い入れ文
裏切りの寝台特急北斗星・歪んだ愛情 さすらいボーイさん
僕はさすらいシリーズの中でも第三作目が好きなのだが、これはその第一話目。少年が北海道の母親を訪ねて一人旅に出る途中、五百万円を置き引きした青年と出合い、旅を共にするというストーリー。母親の居る牧場にやって来た少年に、青年の居場所を問いただす香取とそれを拒み続ける少年と場面。「どんないい人でも悪いことをすることがある。このまま言わないつもりなら、馬も涙を流して悲しむぞ。」と、子供を説き伏せるシーンに感動した。さすらい刑事の人情がうまく表れた作品だ。
東伊豆海岸に消えた人妻 高岡健太郎さん
ウーン・・・・基本的にいい話だし僕はフィクション肯定派なんですが・・・やっぱ設定に無理があるような・・・てゆうかいくらドラマでも捜一の刑事(当時の香取)が誘拐の被害者を本人の希望とはいえ社会から抹殺して雲隠れの片棒かついじゃまずいでしょう・・・・刑事としては背任・規律違反、親友へは裏切り、世間的には犯罪だもんね。香取の優しさ・懐のおおきさは理解できても極端すぎるきがしてやや興ざめ感がありました。でも恵理との兄妹愛を率直に訴えきっているのは見事。そういえば小倉一郎と浅丘めぐみはPART4の一話でも競演してたよね。何か事情でもあるのでしょうか.でもお二人とも名優です。まったく違う役回りを演じきってますね。こうゆう芸達者さんたちもこのドラマの魅了でしょう。
信州安曇野・結婚サギにあった女 さすらいボーイさん
この作品は深く傷ついた人間にどのように接するかという問題を取り上げたものである。少女時代に奇特な経験をした彼女に周りの人間がどういう目で見てやるのか、どう接するのかで今後の生き方を変えるきっかけとなるという教訓が残った。香取も両親を若くにして亡くし、妹の恵里と共に今日まで寄り添って生きてきた。「親が死んだ時はどんな事情であれ決して忘れることなどできない。いくらかわいそうだからといって変な同情などされたくなかった。だから周りの人間が普通に接してやることが本人にとって一番大事だし、後は自分がその辛い思い出とどう付き合っていくかなんだ。」と香取は語る。全ての場合に通じる考え方ではないかもしれないが、いつまでも嫌なことにかかずらわって生きていくことは決して自分のプラスになることではないだろう。自分で変える力も大切なことだと強く感じた作品だった。
10 湯けむり東北新幹線・狙われた白い肌 高岡健太郎さん
あ、怪しい…怪しいサブタイトルだ。しかもゲストが武田久美子、これはもう・・・などと変な想像をしてしまいそうなんですが(笑)、女同士の嫉妬やすれ違いといった比較的<重〜い>題材をかなり<軽〜く>しあげた作品でした。やっぱり今シリーズから参加の桜田君の<ほのぼのキャラ>のおかげでしょう。武田久美子も<やっぱムカツクんだけど何処か憎めない天然コーマンチキ女>を好演してました。珍しく誰も死なずに話が終結した回であるのも特筆です。また、桜田君が<優しく説教>するシーンもあり(実は熱いハートを持った軽薄・陽気なお調子者)という〔桜田キャラ〕が確立した回ではなかったでしょうか。彼の登場は間違いなくシリーズに新たな1本の幹を通したといっても過言ではないと思います.。ストーリー的にはせっかく那須まで行ったんだからもう一捻り欲しかった。那須塩原駅のエンドロールも何か物足りなさを感じました。どーでもいいけど桜田君、身の丈にあったコート着ようね。(大きなお世話でした<笑>)
12 女子大生温泉ツアー・罠に落ちた美人助手 さすらいボーイさん
僕がさすらいシリーズで第三作目を好む理由はエンディングの渋さにある。そのほとんどは主題歌によるところが大きいが、このエンディングの渋さには圧倒された。多分このロケ地は静岡の大瀬崎だと思うが、最後に女子大生を逮捕するときにかかる曲のタイミングといい、香取と高杉が霞がかった富士山を見つめるその風貌といい、現実では絶対ないだろうと言えるほどの渋さが何ともたまらない。さすらい刑事のとりこにさせる大きなゆえんである。
19 汚染された死体・狙われた妹 RYUさん
パートVは全体的に冬の情景とゲストの人物描写をマッチさせた感動的なストーリーが多いのが特徴だが、この話は東京駅に舞台を限定し同時進行してゆく複数の事件を描くという、異色ではあるがリアリズムを追求した作品になっている。伝染病蔓延の危機など今日の状況を予言しているかのようで、緊迫感を持たせた脚本の中にもほっとするような暖かいエピソードも織り交ぜてあり、テンポの良い流れで見るものを飽きさせない演出が秀逸である。特に主役という人物はいないが、分駐所のチームワークが上手く描かれている好きな作品の一つだ。厚生省の役人役(?)の平田満氏も地味ながらいい味を出している。
20 幻の汽笛!誘拐された大臣の娘 香取 隆広さん
この話は3のなかでも力作の作品だ!廃線になった弥富線が舞台で、その元の運転手が誘拐事件を起こし、要求として列車を走らせようとする話。香取刑事が「列車は走ることで夢を託す人もいる。」という台詞に感動。鉄道ファン には必見の作品です。とても「さすらい刑事」らしい作品だと思います。 最後に犯人の希望であった列車を走らせてくれるシーンは「さすらい」らしい人情味と暖かさが伝わります。ぜひ観てください。



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