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思い入れ文


LAST UPDATA:2004/4/26

1st★ 5642さん


話数 サブタイトル 思い入れ文
1 犯人の名は未成年 5642さん
この作品は、草なぎ剛さん演じる風見が文部科学省(文部省)から人事交流という形で、警視庁へ現場研修という設定と、丹波刑事役を演じる西村雅彦さんが、「古畑任三郎」の今泉刑事とは正反対の刑事というのが新鮮でした。他に、黒木瞳さん、水野美紀さんなどが出演されていることが、さらに「警察もの」らしく見えた気がします。内容としては、傷害事件を通して、初めてコンビを組んだ風見《草なぎ剛さん》と丹波刑事《西村雅彦さん》の、「少年犯罪」に対する考え方の違いが出ていた話でした。被疑者の少年の気持ちが、本当の意味で理解できなかった風見のショック。ラストの少年に対するシーンでよく表れていたと思います。逆に、「誰(未成年や大人に拘らず)にやられても、被害者の思いは変わらない」と言う丹波刑事の厳しい姿勢(やり過ぎかもしれませんが)。自分の考え方が結果的に間違っていなかったという反面、つらい部分も少しはあるのではと思いました。
2 いじめる子供いじめられる子供 5642さん
事件を通して、事件の背景にある学校内の「いじめ」の追究にこだわる、風見の理由が明らかになるという話でした。本当の意味で、どちらが被害者で、加害者なのか分からない事件の詳細。自殺を図ろうとする被疑者の少年に、風見が「いじめ」の実体験を交えて説得するシーンが印象的でした。「(風見の)自己満足に付き合うつもりはない」と言いつつも、丹波刑事は彼のやり方を少しは理解してくれたんではないか、そんな感じに見えました。
3 顔のない犯罪者 5642さん
丹波刑事を風見とコンビを組ませる理由、丹波刑事にいい影響をもたらすのではないか、という狙いが坂上課長《黒木瞳さん》にあるようですね。事件の背景としては、学歴に対するコンプレックスを持つ父親の息子への過度な期待。それが、被疑者の少年にとって、すごい重荷になっていたようですね。事件解決後に、丹波刑事が風見に対して「人を傷つけても、後で反省すればいいのか。事が起きてから、(過ちに)気がつけばいいのか。」と言った不満。少年犯罪に限らず、被害者にとってはそれで済む問題ではない(被害者側が受けた傷が癒やされるわけではない)という意味だったんでしょうね。
4 動けば、爆発する 5642さん
爆発事件の背景にある、教師の体罰。しかし、「する側」と「される側」双方に問題があること。「話せば分かるほど(今の子は)、甘くない」と言う教師側の苦悩も分かるような気がします。丹波刑事の取り調べ方を周囲に訴えたことで、彼が捜査を外れされたことに責任を感じた風見。姿勢は間違っていないが、軽率だったと思ったんでしょうね。それで、丹波が少年に偏見をもつ理由(5年前の事件で、妹・綴が襲われ、犯人を逮捕するも、少年であるため、短期間で出てしまい、丹波を襲うなど犯行を繰り返したこと)。を綴から聞いた風見。丹波が風見に対して、いろいろ言っていた事は、被害者だからこそ言える言葉だったんでしょう。それを知らずに、今まで言い返してただけに、風見はさらに軽率だったと思ったんではないでしょうか。
5 鬼刑事と援助交際 5642さん
冒頭に捕まった女子高生・美穂の「自分らしくするために罪に走り、自分をちゃんと見てくれるのも、そういう人たちだった」と答えることに、人間関係の悲しさを感じました。それでも、行方を追っていた愛子の捜査に同行させた結果、罪を後悔したと思っただけ、まだ救われた気がしました。やっと身柄を確保した愛子も「(形はどうであれ、一緒にいた男とは)恋愛関係だった」と答えられると、風見や丹波も、あれこれ言っても仕方ないといった感じだったように思います。しかし、愛子とその男が、いつまでも警察から追われる身であったなら、本当に幸せな生活がその後訪れるかは疑問に思いました。
6 美人女教師と男子生徒の恋の行方 5642さん
男子生徒・真人が女性教師・大原を突き落とした事件。事件の背景にある「親が子供の心を乗っ取る」という怖さ。現実よりも「噂」を信じる周囲。現場と行政の事件に対する認識のズレ。両方の間に挟まれた風見は、何もできない自分に苦しんだではないでしょうか。あと、風見と丹波のコンビが、ずいぶん合ってきた感じがしました。
7 女課長、襲われる 5642さん
坂上課長が襲われた事件の話でした。事件を通じて、「被害者家族の悲しみや傷に対して、警察など周囲がしてやれることとは」ということを考えさせられる内容だったのではと思います。坂上が、被害者家族に手紙を出すことで励まそうとしても、被害者にとっては事件の詳細や加害者の直接的な謝罪がなければ、何も慰めや心の切り替えにはならないんですよね。でも、『加害者は法で守られていて、被害者はそこまで守られていない』。決められた法の中で、「被害者をなんとかできないのか」と苦悩する坂上の姿が印象的でした。さすがに、被害者側の気持ちも分かる丹波も、あまり坂上にきつくは言えなかったんだと思います。
8 町が荒れてる 5642さん
新興住宅地で起こった、相次いで起こった小中学生の集団暴行事件。その背景にある「大人たちの確執が子供たちに与える影響」。それと、この事件をもみ消そうとする「上司からの圧力」。苦しんだが、屈しなかった行動を取った風見。彼の良心がそれを許さなかったということでしょうね。
9 最後の事件 5642さん
少年2人組による事件の背景にある、家庭環境(虐待による親から子への連鎖、両親が家を出て行ったこと)。少年たちを救う方法を考えるが、自分の無力さを感じる風見。その部分は、少年たちを施設で暮らすように説得するシーンでの、くやしさと言う形で表れていたように思います。
10 丹波、撃たれる 5642さん
被害者が元教師だったことから、ライフルを使った事件の捜査の応援に、風見と丹波が回された話でした。「エラ(風見)」と「ツル(丹波)」というニックネームも、この話が初めてだったんじゃないでしょうか。事件の背景に、「校則による、生徒の縛り付け」というのがありましたが、校則にしては厳しすぎるような気がしました。守ると言うのは大事なんですが、家の中までやり過ぎだとは思いました。一方、捜査の応援に行ったものの、捜査をなかなかさせてもらえない風見と丹波。捜査一課ともめ、風見は外され、文部省に戻されてしまうのですが、中途半端な形で終えたことに彼のくやしさが表れていた気がします。
11 別れ 5642さん
前話のラストで、単独捜査で犯人にたどり着くも撃たれてしまった丹波。処分覚悟で、捜査に戻る風見。丹波が完全に乗り移ったかのような聞き込み。彼自身、責任を感じたんでしょうか。一方、丹波も「風見が捜査をしている」と聞いて、病院を抜け出してコンビで捜査をする。自分と同じ目にあってはいけないという危機感からだと思います。その後、犯人を逮捕し動機を聞いた2人(風見と丹波)の衝撃。その「心の中に込められた弾が、ささいな事で引き金を引いてしまう」というような動機が、ある意味ライフルの弾よりも恐ろしく感じたのではないでしょうか。それが、「少年犯罪は、闇しかないのか」という風見の問いにつながったのではと思います。それに対して「闇があるから、光があるんだ」と答えた丹波。光(希望)を持たなければ、少年犯罪はなくならないという思いもあったのではと思います。




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